【黄斑前膜】左右のモノの大きさが違う…大視症とレンズ選び

レンズ

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私は3年前に黄斑前膜と白内障の手術をしました。黄斑前膜は、物が歪む変視症や左右の物の大きさが違って見える大視症が発症することもある厄介な病気です。

黄斑前膜+白内障手術の体験談の記事はコチラにまとめてあります。

変視症や大視症は、現代の医療でも治すことができません。ただし、大視症はメガネで軽減することができます。

今回は、大視症を軽減するサイズレンズ(アニサレンズ)を解説していきます。

大視症とは、先程もお話したように左右の物の大きさが違って見えますが、このことを専門用語で不等像視といいます。

この不等像視は、メガネやコンタクトレンズでも治すことはできません。

しかし、メガネでは左右の物の大きさを揃えることはできます。

見やすさを改善することができます。

原理

これは横から見たイメージです。サイズレンズは、

レンズの前面カーブと中心厚を変えることにより物の大きさを拡大します。

そのため、相対的に小さく見える方を大きく見えるようにします。

これがサイズレンズの仕組みです。

サイズレンズのメリット・デメリット

サイズレンズのメリットは、不等像視が軽減されることです。

しかし、デメリットもあります。

  • 左右で厚みが大きく異なる
  • 歪みは軽減されない
  • 作製できるフレームの形が限られること
  • 持ち込みのフレームは対応されない

順番に見ていきましょう

左右で厚みが大きく異なる

左右で厚みが違うため、見た目が悪いです。片方はレンズがフレームからはみ出しています。

そして、左右の厚みが違うということは重さも変わってきます。当然、厚い方が重いです。
左右の重さのバランスが崩れ、片方だけ重くなっています。メガネを掛けると片方だけ鼻に重くのしかかります。
必然的に掛け心地が悪くなるのです。

歪みは軽減されない

サイズレンズは、物を拡大するだけです。歪みはそのまま残ります。
歪みをなくしたいと思っている方は、サイズレンズにしても改善されませんので注意が必要です。

作製できるフレームの形が限られる

サイズレンズを選択する場合、フレームに制限がかかります。なぜなら、フレームの形や大きさにより作製できなかったりします。
また、レンズがかなり厚いので強度も重要になってきます。

フレーム選びはスタッフの方とよく相談されることをおススメします。

持ち込みのフレームは対応されない

持ち込みのメガネは対応していないことが多いです。

先ほど申し上げたように
レンズに厚みがあるため、選択できるフレームが限られていますし、強度の問題もあります。サイズレンズで作製する場合はフレームも新しくすると思って下さい。

メリットよりもデメリットの方を多く解説しましたが、サイズレンズはメリットの方が高いと思います。

不等像視があるだけで、ストレスになりますし、ひどい場合は生活が困難にもなります。

ところで、眼鏡店で「サイズレンズ」を聞いたことがありますか?

多くの方は、聞いたことがないと答えるでしょう。

不等像視を軽減してくれる夢のようなレンズなのにおかしいと思いませんか?

じつは、サイズレンズを作製するのには専門知識が必要になります。

ここからは、お店側からの視点でサイズレンズを見ていきましょう。

眼鏡店から見たサイズレンズ

サイズレンズを作るのには4つ要素が重要になってきます。

  • 拡大率
  • 正確な度数
  • 正常な両眼視機能
  • 正確なフィッティング

拡大率

小さく見える方を何%大きくすれば大きさが揃うのかということです。
この拡大率の計算が厄介です。
主に影響してくるのは、度数と目からレンズまでの距離です。

目からレンズまでの距離を正確に測ることが難しいですが、一番の問題はレンズが実際にまだないということです。

理論上、レンズの厚みは知ることはできます。
しかし、実際にレンズが出来上がったとき厚みに誤差が生じます。
必ずしも理論上の厚みになるわけでもありません。

もし、厚みが違い調整しないといけない場合、正確にフレームを調整しなければなりません。

このときに、柔軟に調整できるフレームを選んでおけば問題ないですが、調整の可動域が狭いフレームをえらんでしまうと利蔵の拡大率からずれてしまいます。
先ほどもお話ししたようにフレーム選びが重要になってきます。

正確な度数

正確な度数を出すことは意外と難しいです。

なぜなら、人は無意識のうちに力を入れてしまうからです。力を入れた状態で測定すると、その分度数が強くなってしまいます。
その力をやわらげる工夫が必要になってきます。

正常な両眼視機能

両眼視機能はあまり聞き慣れないかも知れませんが、人が見るという行為をするにあたり非常に重要な要素です。

両眼視機能とは、
「左右の目で見たものを同時に捉え脳で一つにまとめて立体感を得る見え方をする働き」のことです。

  • ピントを合わせる力【調節力】
  • 左右の物を同時に見る【同時視】
  • 左右で見えた物を1つにする力【融像力】
  • 視線のズレがないのか?【正常な眼位】
  • 立体的に見る能力【立体視】

視力以外の見る能力のことです。
視力が1.0見えていたとしても両眼視機能に低下や異常が出ると見づらさや疲れ、ピントが合いにくいなどの症状が出やすくなります。
特にサイズレンズでは、両眼視機能に低下が見られると理想の見え方から劣ってしまいます。
両眼視機能の確認することが大事です。

正確なフィティング

たとえ、サイズレンズが理想通り作られたとしてもよく見える位置にメガネを合わせられないと意味がありません。
メガネが斜めにかかっていたり片方だけ前に飛び出していたりすると不等像視が発生してしまいます。
耳の高さが違うとメガネが斜めにかかってしまうので調整しなければなりません。
フレームもその調整ができるものを選ぶ必要があります。

このように、サイズレンズは、度数、両眼視機能、フレームの構造、調整などがすべて関係し合っています。
サイズレンズは、総合的に考える必要があるため、知識、経験、技術が必要になります。

まとめ

今回は、サイズレンズをご紹介きました。
サイズレンズは、不等像視を軽減するレンズです。
しかし、デメリットもありますが作るお店の技術で減らすこともできます。
不等像視でお悩みの方は、サイズレンズを作ったことのある経験豊富なお店で作られることをおススメします。

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