【メガネ相談室#01】「どんなメガネを作ればいいの!?」「近視用のメガネが欲しい!」

メガネ相談室

第1回メガネ相談室です。

この相談室では、実際にお店であった『眼やメガネに関するご相談・ご質問』をざっくりとご紹介していきます。

YouTubeでも配信していますが、動画と内容は少し違いますので予めご了承ください。

それでは、メガネ相談室…始まります!

今回のご相談は
「どんなメガネを作ればいいのかわかりませんが、近視なので近視用のメガネが欲しいです。」

これ、メガネ屋あるあるですよね!

いきなり、メガネ屋の人間しか共感できませんが、メガネ屋さんで日常茶飯事の出来事です。

そして、店員は大体の確率で困惑してしばらくの間、お客さまとのコミュニケーションの行き違いが発生し話が進みません…….

いや、お客さまが決して悪いわけではありませんよ!

中途半端にしている眼鏡業界が悪いんです(笑)

なぜ、店員が困惑するかというと…….

「近視用のメガネ」というフレーズが諸悪の原因となっています。

この単語を作ったのは一体誰なのでしょうか?

この近視用メガネという単語のせいで

話がややこしくなってメガネ作製がスムーズにできませーん!

近視用のメガネとは???

近視用のメガネとは一体どういうメガネでしょうか?

読んで字のごとく近視の方が掛けるメガネのことです。

「いや、意味わかるじゃないですかー!」

という声も聞こえてきますが一旦落ち着いて下さい!

メガネを作製するときに「近視のメガネ」だけでは作製できないんです

なぜかというと近視のメガネには様々な種類のメガネがあるからです。

近視のメガネには、6種類のメガネがあります。

  1. 遠用メガネ(遠くのメガネ)
  2. 遠近両用メガネ(遠く~中間~近くが見えるメガネ)
  3. 中近メガネ(中間~近くが見えるメガネ)
  4. 近用メガネ(近くのメガネ、老眼鏡)
  5. 近々メガネ(約40~60cm見える近くのメガネ)
  6. サポートメガネ(近くを見るときに発生する疲れを軽減してくれるメガネ)

ですので、近視用のメガネと言われてもどのメガネを指しているのか店員さんには分からないのです。

しかし、お客さまの方がもっとわからないので店員が質問すると

お客さまいや、ふつうに見えるメガネだよ!」

店員(ふつうに見えるメガネ…? ふつう…? 全部ふつうだけどな…? えっ!?…どいうこと? )

と言った風に誰も何もわからなくなり、スムーズにメガネが作れなくなってしまいます。

こうならないためにどうしたらいいのでしょうか?

メガネ作りで大切なキーワード

先ほどのようにならないためには

どれくらいの距離で何が見たいのか?

ということが分かれば話が進んでいきます。

つまり、見たい物の距離と大きさです。

店員がこれに関する質問が出来れば話が進み見えるメガネを作ることができます!

この距離と物の大きさを間違えたままメガネを作製すると見にくいメガネになってしまいます。

ただ、これは、店員の力だけではうまくいかないこともあります。

なぜなら、お客さま自身が見たいところを把握していないと

見たい距離で見えないメガネになってしまうからです。

何が言いたいかと言いますと、

メガネは、お客さまと店員同士で協力し合いながら作り上げていかないといけないのです。

店員は、お客さまの生活スタイルを把握するためにお話をします。

それに対して、お客さまも伝えられる範囲でいいので見たい環境などを詳しくお話できると快適なメガネを創り上げることができます。

店員とお客様の波長があった場合のみより良いメガネが作れます。

これは、あくまでも私の持論になりますので、メガネ業界がこうした方が良いといったわけではありません。あくまでも、私の経験上からのお話になり、私が常々感じていることです。

距離感の目安

少し、余談ですが…….

先ほどから遠くとか近くとか中間とかあいまいな表現を使っています。

距離感というのは人それぞれです。

眼鏡業界では上のように遠く、中間、近くに関しての規定があります。

少しのズレは会社の考え方によりありますが、概ねこの通りだと思います。

快適なメガネ作りに関してですが……

距離感が合っていても大きさも間違えると大惨事になります。

例えば、5m先に文字が書かれた米粒をおくとします。米粒に書かれた文字が見えるメガネが欲しいと言われても無理があります。逆に運転中の道路標識を見えるようにしたいというのならば可能性はあります。

つまり、距離と大きさはセットにしてお話しするとより快適なメガネが創れます。

快適なメガネを創るには

快適なメガネを創るには

店員とよく相談することです。

そして、見たい距離と見たい物の大きさを伝えることで実現します。

店員が、お客さまとのお話をもとにレンズを選定しますのでそのレンズで見たい物が見えるのかをお店でよく確認してみて下さい。

こんな感じでメガネ相談室はお店でのご相談・ご質問をご紹介して、私が好き勝手に書いていきます。

YouTubeの方も配信していますので是非遊びに来てください!

それでは、次回、お会いできることを楽しみにしております!

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