今回のテーマは、メガネの曇りです。
皆さんどうでしょうか?
もう、メガネ曇りまくってますか?
冬の風物詩と言っても過言ではないでしょう!
私もメガネをかけていますので店内に入ったり、帰宅したりするときに視界が奪われて困っています。
メガネを掛けている方ならば、必ず経験することではないでしょうか?
今回はメガネ屋視点で曇る原因と対策を考えていこうかと思います。
もし、皆さんの曇らない秘術がありましたら是非コメントで教えて下さい!
YouTubeでも配信しています。よろしければラジオ感覚でお楽しみください!
曇りのメカニズム
曇る原因と対策の前に曇るメカニズムについて簡単にお話しします。
原因と対策するために原理を理解することが大切です。

空気中には水蒸気が含まれています。
温度が高いほど水蒸気は多く含まれます。
この水蒸気を多く含んだ暖かい空気が、冷たいレンズに触れると水滴になって曇るのです。
うーん、ちょっと大雑把すぎましたかね。
まあ、ググれば詳しく出てくると思います!
要は、水蒸気という気体が、冷やされることで水滴という液体になったということです。
いわゆる、結露です。
夏の冷えた缶ビールの表面の水滴や、冬の家の窓がそうですよね。
メガネのレンズも温度の差で結露してしまうわけです!
これで、曇りのメカニズムは理解できたと思います。
続いてから、曇りの原因を見ていきましょう!
曇りの原因①
曇りの原因その①は、レンズが汚いことです。
皆さん、いつレンズを拭きましたか?
最後に拭いたのが這るか昔で思い出せないあなた!
これから、目を見開いてよ~く見て下さい!
それにしても、レンズが汚れているだけで曇りの原因になるなんて驚きですよね!
お店でお客様にお話しすると皆さんびっくりします。
なぜ、曇りやすくなるかというと、
汚れが結露の手助けをしてしまうからです。
汚れが水滴を呼び寄せるのでレンズに多くの水滴がついてしまい、結露が発生してしまいます。
曇らないようにするためには清潔さが大切なんです!

曇りの原因②
曇りの原因その②は、メガネが顔に近いことです。
なんか、メガネ屋らしくなってきましたね!
メガネが顔に近いと、レンズとの距離が短く空間が狭くなります。
そのため、暖かい空気が溜まりやすく熱が籠りやすくなります。
近くに顔もありますからね、暖かくなります。
温度差によりレンズが結露して曇ってしまいます。
メガネを顔から遠ざけると空間が広くなり空気が流れはじめ温度差が生まれにくくなります。
結果、曇りにくくなります。

ほんとかよ~と思うかもしれませんが、お店ではほとんどの場合解消されます。
ただし、これができるのは調整が可能なメガネのみです。
対策方法は、動画の後半でお話しますね。
曇りの原因③
曇りの原因その③は
マスクにすき間があることです。
マスクしている時限定ですが、
これは、だれしも経験があるのではないでしょうか。
マスクのすき間から漏れた息でレンズが曇ってしまいますよね。
これも、暖かい息が原因で結露が発生して曇ってしまいます。

次は、曇りの対策方法をご紹介していきます!
曇り防止の対策①
まず、対策その①です。
レンズをきれいにすることです。

原因その①でもお話ししたように汚れが曇りの原因にもなります。
汚れを拭きとり曇りにくくしましょう。
きれいにすることで、のち程解説します曇り止め効果も高めることができます。
拭くときは、傷がつきにくいメガネ拭きかティッシュかのどちらかで拭いて下さい。
掃除は、基本ということですね!
曇り防止の対策②
続いては、対策その②、メガネから顔を遠ざけることです。
原因その②でお話ししたメガネが近すぎるので曇るの対策になります。

これは、自分で調整できないので作製したメガネ屋さんで調整してもらって下さい。
そして、アーム付きの鼻パッドが付いているメガネをかけると、顔との距離が遠ざかります。
そのため、曇りにくくなるのでおすすめです。
プラスチックフレームの中には、鼻あてがフレームと一体型になっているメガネがあります。
その一体型のメガネは基本的にはメガネと顔との距離を変えることはできません。
しかし、フレームの素材によっては、加工で距離を遠ざけることができます。
調整幅は少ないですが一度メガネ屋さんで相談してみて下さい。
加工代は数千円でできることが多いですが、1週間程度、メガネを預けなければならないので注意してください。
曇り防止の対策③
対策その⑤は、
マスクを付けなおしたり、違うマスクに変えることです。

言うまでもありませんが、
マスクと顔の間にすき間があるとそこから息が漏れてしまいます。
すき間がなくなるようにマスクを自分で調整してみて下さい。
マスクと顔の大きさがあっていなかったりすると何度も調整してもすき間ができてしまいます。
全く改善しないようであれば、思い切って違うマスクに買い替えた方がいいかもしれません。
今は、メガネを掛けている方向けのマスクもありますので、色々と試してみて下さい。
私も、数えきれないくらいマスクを買い換えました。
そのかいあって、今ではベストなマスクに出会い曇りにくくなりました。
皆さんもベストなマスクに出会えることを願っています!
曇り防止の対策④
対策その④は、
曇り止めを使うことです。

ぶっちゃけいえば、これを使うのが一番早いです。
やっぱり、文明の力は凄いです。
今は、様々なタイプの曇り止めが販売されています。
液体やムースが出てくる曇り止めスプレー
曇り止め剤がしみこませてあるウエットティッシュ
曇り止めのオイルが布に染み込ませてあるドライタイプ
そして、ジェルタイプ
など、たくさんの曇り止めが販売されています。
持続時間や使い方はそれぞれ違いますが、自分の生活スタイルに合った曇り止めでいいと思います。
私も曇り止めは愛用しています。
絶対に曇ってほしくないときは必ず曇り止めを使います。
ただし、使うときに注意して欲しいことがあります。
それは、正しく使うことです。
正しく使わないと効果は得られません。
でも意外と、みんな正しく使えてないんですよね。
だって、メガネ屋でさえ知らない人いますからね。
まあ、説明書通りにやればいいのですけどね。
私が、曇り止めを使うときは、作業時間が5分くらいかかります。
長いと思いますか?
たいていの人は1分かからないくらいの作業時間ですかね?
妻にも変な目で見られてますが…
確かに長いかもしれませんが5分かけるとほぼ一日曇りにくくなり快適に過ごせます。
そう考えると、たった5分にかわりませんか?
この動画と趣旨が違うので今回はその方法は省略しますが、
曇り止めの効果は絶大です。
曇り防止の対策⑤
そして、究極の曇り防止の対策は、メガネをしない!
これが究極の曇り止め対策です!

分かりますよ、皆さん、一度落ち着きましょう
私の言い分を聞けば
納得するはずです。
そもそも、曇る原因はどこにあるのかというとメガネをしているからなんです。
ということは、メガネがなければ
レンズのクリーニングとか
メガネのかけ具合とか
マスクの付け方とか
気にしなくても曇りから解放されるんです。
まあ、半分冗談で半分本気です!
ようは、コンタクトレンズできる人はコンタクトをして下さいということです。
じゃあ、コンタクトできない人はどうするのか……
そこは、お察し下さい。
次、行きます!
まとめ
もういちど
確認しましょう!
曇りの原因と対策をまとめました。

人によっては対策できない方法もあるかもしれませんが、できる対策から試してみてはいかがでしょうか?
もし、この他に曇り止め対策の極意をご存じの方はぜひ、コメントにてご教授お願いいたします。
お待ちしております!