【メガネ相談室#03】近くは見ないから遠近→遠用メガネへ変えたい 第3回

メガネ相談室

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第3回メガネ相談室始めていきます!

今回のご相談は、

『近くはあまり見ないから遠近から遠くのメガネへ変えたい』

です。

これは、メリット・デメリットをよく吟味しないと思わぬ落とし穴にはまります。

遠くのメガネに変えてみて、「こんなはずではなかった!」と思う方は非常に多いです。

私、個人的にも遠近から遠くのメガネへ変えることはあまりおススメしません。

なぜかというと大部分の人にはデメリットが大きいからです。

遠近に慣れないとか、めまい持ちの方とか遠近を掛けることが出来ない方は遠近を選択しない方が良いです。

それ以外の方は、遠近のままの方が快適に過ごせます!

では、まず遠近から遠くのメガネに変えるメリットから見ていきましょう!

遠近→遠用メガネのメリット

メリットは主に5つです。

恩恵が大きいのは、

  • くっきり見えること
  • 視野が広がること

だと思います。

遠近は、老眼の度数が高くなると遠くの見える範囲も実は狭くなります。

しかも、レンズの上下方向は度数が変化するので顔の角度により見え方が変化します。

その一方で、遠くのメガネはどこ見ても見え方は遠近ほど変わらずクリアに見えます。
この角度を変化させても急にぼやけることはありません。

遠くだけをくっきり見たいときには重宝します。

そして、ユレ・歪みが少なくなります。
遠近の特徴であるユレ・歪みから解放されます。
これもメリットが高いです。

例えば、ゴルフをするときは水平を確認しますよね。
遠近だと、湾曲するので傾斜しているかが判別しづらいです。
しかし、遠くのメガネに変えると歪みが少ないので、傾斜が把握しやすくなります。

お仕事でも、直線が直線に見えないと支障が出てしまう場合は遠くのメガネに変えた方がベストです。

そして、なんとメガネ代も安くなります!
レンズ代が安くなるのでトータルでメガネ代が安くなってしまうのです♪

これは、うれしい事ではないでしょうか?

専門店だとレンズ代は2倍くらい違うことあるので、すごい魅力的に感じると思います!

納期も早くなることがあります。

これは度数にもよりますが…

遠近は約1週間かかりますが、遠くのメガネは、お店にレンズ在庫があったら30分くらいでメガネが出来てしまいます。

つまり、当日持ち帰ることが出来ます。

これも、ありがたいですよね!
遠近だと1週間後にお店に行かなければ行けないし、すぐに新しいメガネをお披露目したいのに出来ないのはストレスです。

私が思いつくメリットはこのくらいです。
まだ、他にもメリットがあればコメントで教えて下さい!

次は、デメリットを考えていきましょう!

遠近→遠用メガネのデメリット

デメリットは主に5つです。

「遠くしか見えない」という表現は、遠くがどこまでなのかが曖昧なのでよく分からず後悔する方がいらっしゃいます。

あなたが思っているほどメガネの遠くは本当に遠くです!

あなたが遠くと思っていた距離は実は中間距離だったということもあります。

距離感の違いで遠くのメガネへ変えた途端に見たいところが見えなくなることもあります。

「中間と近くが見えなくなる」も「遠くしか見えない」こと
と同じ意味なのですがあえて挙げました。

片方だけだと中々、理解されないことが多いからです。

メガネの世界では、距離は大まかに分けて3つに分類されています。
遠く、中間、近くです。

しかし、お客さまは、遠く近くの2つしか意識していません。

中間距離が認識されていないことがあるのであえて重複する候補を挙げました。

「自宅の中ではほとんどボヤケた状態…」もメガネ作製後に気付くことです。

というか、テレビを見るとき以外はボヤケていることがほとんどです。

これが、30代以下なら遠くのメガネでも過ごせますが。遠近を使用している世代なら老眼がありますので中間、近くが多い室内では見えません。

「ご飯がまずくなる」のは、意外と盲点かもしれません。

遠くのメガネを掛けたままだとご飯がよく見えず美味しくないです。

これは、私の実体験でもあります。ご飯は、ただの白い物体、揚げ物も茶色い物体、あまり楽しくなかったですし、味も感じなかったです。
見えないと人間って味覚も変わってしまうみたいです。

私が勤務しているお店でも同じような事をおしゃっているお客様もおられました。

その時、めちゃくちゃ共感しました!

そして、買い物もメガネのかけ外しが多くなります。
商品は手に取りやすいように近くに置いてありますから当然、メガネを掛けたままでは見えません。

文字を見ようとすると自分が離れないといけません。
まあ、離れると今度は文字が小さすぎて見えないんですけどね……

これらのデメリットですが。実は共通するものがあります!

そう、遠近から遠くのメガネに変えると失う共通するものがあるのです。

遠近→遠用メガネで失うもの

遠近→遠用メガネで失うものは

中間近くの見え方です。

遠近という名前ですが、遠近は遠・中・近が見えるメガネです。

実は、中間距離もしっかりサポートしています。

中間距離は1m~4mの距離のことを言いますが、この距離は室内での距離です。

室内で遠くのメガネにしていまったら中間距離は全く見えません。

もし、全然気にならないという方は、豪邸にお住まいだと思いますのでこの話は忘れて下さい……

遠近→遠用メガネで成功する人

というわけで、遠近から遠くのメガネにかけ替えて成功する人は

デメリットがデメリットと感じない人、
つまり、中間と近くが見えなくても困らない人です。

  • 中間や近くはメガネを外すか違うメガネにかけ替えて過ごす
  • 割り切って使う

ということが苦にならなければ全然問題ないかと思います!

実際のご相談時には…

遠くのメガネをお客様にかけてもらい見える所と見えない所をお店の中で体験していただきました。
案の定、見たい所が全然見えないと返答がありました。

近くは、メガネを外せば見えるけど、少し離れたところが見えないということでしたので、中間距離が見えるメガネをかけていただきました。

そうしたら、これなら少し離れたところも見えると喜んでいただきました!

でも、冷静に考えると

☑遠くのメガネで見ないときはメガネを外して確認!
☑見えなければ、中間距離のメガネをかけて見る!

この作業、すごく効率悪いし…面倒…。
外したり掛けたりしなければならないので、実用性が低すぎる…。

というわけで、そのお客様は度数調整をして、また遠近を作成されました!
そのお客さまは、「遠くのメガネは本当に遠くの物しか見えないのね…」
とおっしゃっていました。

「遠近の中間距離のサポートは縁の下の力持ち」的な存在かもしれませんね!

こんな感じでメガネ相談室をまたやっていきたいと思います!

メガネでのお悩みありましたらコメントで教えて下さい!

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