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第2回メガネ相談室始めていきます!
今回のご相談は
「メガネを作るには眼科受診をしてからメガネ屋さんに来た方がいいですか?」
です!
基本的にはその通りで、眼科受診後にメガネ屋でメガネを作製するのが基本です。
が………
必ずしもそうではないです。
作製される方のご年齢や状況によります。
眼科受診をおススメする方は

です。
但し、現在は眼科受診しなくても、処方箋がなくてもメガネは作製できます。
それぞれ、どのような注意点があるのか見てみましょう!
眼科受診をおススメする場合
(全年齢)メガネ作成が初めての方

大前提ですが、眼鏡業界の考え方として…
メガネを作製する場合は、眼科受診をして眼科医からメガネをしても良いよ!というお墨付きがあることを条件にお話が進んでいます。
その証明がメガネの処方箋です!
処方箋はメガネを作るためのデータが記載されていますが、別の意味もあります。
それは、この度数でメガネを作製すれば、目の健康に異常を与えないということです。
忘れてはならないことは、メガネは医療機器です!
ですので、まず健康第一で考えなければならないのです。
ただ、メガネ作製するときに必ず処方箋がいるというわけではないです。
眼科医から処方箋なしでメガネ屋さんで作っていいよ!と言われましたら、メガネ屋さんで測定してメガネを作ることができます。
中学生以下の方

年齢が低いほど度数の決定は難しくなります。
それは、単純に自分の意思を正確に伝えられないことだったり、目の力が強すぎて正確な度数を出すことができなったり、まだ目が成長途中だったりと様々な原因があります。
また、目の病気もあったりします。目の病気は早期発見、早期治療が非常に重要になってきますので眼科受診が最適だと思います。
通院(眼科以外も含めて)されている方

通院されている方や持病をお持ちの方は必ず眼科受診が必要です。
メガネを掛けるだけなのに?と思うかもしれませんが、メガネはただの道具ではなくて医療機器です。使用方法を間違えれば人体に損害を与えることもあります。
極端なことをいえば、メガネ屋さんで作ったメガネの度数が強すぎて疲れるメガネを長期間しようすると眼圧が上がりやすくなったりします。これは、目に血液をたくさん送ろうとするためです。
眼圧が上がることにより緑内障などの病気が発生してしまったということにもなりかねません。
まあ、これはあくまでもたとえ話ですが、わざわざリスクがある選択肢をとる必要はありませんので医師に確認を取ってください。
眼の手術をされた方

眼の手術をされた方も必ず眼科受診をしてください。
自分では完結していたつもりが、実はまだ治療中だったというケースも珍しくありません。
もし、治療中であればメガネが治療の妨げになり眼の健康を阻害するものになってしまいます。
自己判断せずに主治医の先生にご相談してください。
視力が向上しにくい方

メガネを掛けてもボヤケる、思うような見え方ではないという場合は注意が必要な場合があります。人により最高視力は違いますが、その視力が生理的なものなのか病的なものなのかは眼科でしか判定できません。特に、急激な視力低下は病的な原因が多いですので眼科の早期受診をおススメします。
メガネ屋さんで眼科受診を勧められた場合は、メガネの作製は一時中止して眼科受診後に作製しましょう。
眼科受診をしなくてもメガネは作製できますが……

ここまで、眼科受診をおススメしてきましたが、現在の日本では眼科受診しなくてもメガネは作れますし、処方箋がなくてもメガネを作製できます。
じゃあ、面倒なのでメガネ屋さんで作ればいいじゃん!
という風に思うかもしれません。
しかし、メガネ屋さんでは見る能力だけしか測定できません。
目の病気や眼の中の状態は把握できません。
つまり、視力や視機能低下の原因が生理的なものなのか病的なものなのかを判別できないのです。
その点には、くれぐれも注意してメガネを作製してください。
おススメは眼科受診後のメガネ作製!

目の病気は放置するとどんどん進行していくものが多いです。最悪な場合は失明してしまいます。
白内障は、日本では失明するリスクは少ないですが、海外では失明する眼病第一位であることは珍しくありません。
日本では早期発見できて失明する前に手術を行いますが、海外では日本みたいにすぐに眼科受診したり手術をすることができません。
医療費が高額だったり、そもそも病院がなかったりして病気の治療を受けたくても受けることができない国もあります。
日本では世界でも珍しい『国民皆保険制度』がある国ですので、国民が等しく医療機関を受診することもできますし、国が医療費を補助して国民の健康を守ってくれています。
こんな素晴らしい制度を使わない手はありません。
日本では医療機関を利用しやすい環境にありますので、眼科受診をして目の健康状態を把握しましょう!
眼科受診後であれば安心してメガネを作製することができ、快適なメガネライフを過ごせます!
いかがでしたでしょうか?
このように、メガネ相談室では実際にあったご相談やご質問をもとにざっくばらんにご紹介していきます!
それでは、快適なメガネライフをお過ごしください!!!