黄斑前膜+白内障手術の体験談の記事はコチラにまとめてあります。
この記事は、YouTubeでも配信していますのでラジオ感覚で聞き流してください。
手術をすると人間の体は、ダメージを負います。
体を切って、処置をするためです。
それは、眼の手術でも例外ではありません。
黄斑前膜、あるいは黄斑上膜という眼の病気をご存じでしょうか?
この眼病は、眼の中にある網膜に薄い膜ができて、視力低下や歪みを発生させ生活をしづらくさせる病気です。
私も3年前に黄斑前膜になり手術を受けました。
今回は、黄斑前膜の手術ではなく術後の見え方、特に水平線の見え方について私の体験談をもとにお話ししていきます。
なお、この動画でお話する内容はあくまでも私の場合です。同じ病気でも症状が違ったり見え方が異なりますのでご参考程度に聞いていただければと思います。
黄斑前膜の手術である硝子体手術では、術後にうつ伏せ指示が出されることがあります。
私もそうでした。
眼疾患が、黄斑前膜のみであれば、うつ伏せの指示が出ません。
網膜が薄かったり、剥がれやすかったりする場合は、ガスを注入し網膜を圧迫させるためにうつ伏せをする必要があります。
私の場合は、硝子体手術をすることにより、網膜剥離が起こる可能性が非常に高かったため、ガスを注入することになりました。
このガスの圧力で網膜を圧迫させるのですが、顔を正面に向けたままでは、網膜を圧迫させることはできません。ガスの浮力を利用して圧着させるため網膜が上にないといけません。
顔を正面に向けたままでは網膜は横にあるためガスの浮力の効果を得られません。
顔を下に向けることにより、網膜を上にすることができます。つまり、うつ伏せになることがベストな姿勢となるわけです。
私の場合は、うつ伏せが解除されるまで約10日かかりました。
入院期間中の3日間と退院後の7日間合わせた日数です。
ガスの圧力が弱くなればうつ伏せが解除されます。
しかし、人によりガスが抜けるスピードが違うため人によりうつ伏せ期間が異なります。
ガスが抜ける過程が分かる場合があります。視界に線として現れるのです。水平線のようなものです。
私もこの水平線のようなものがずっと見えていました。まるで、水の中にいるかのようでした。
完全に水がなくなるまでに30日かかりました。これが、早いのか遅いのかはわかりません。しかし、私の感覚では、遅く感じました。
この水平線は、術後当日の就寝前に眼帯を交換したときにはありませんでした。このときの視界は、術後直後のため出血があり、血の海の中に潜っているかのような見え方でした。この水の中にいるような状態が眼の中にガスが100%あります。
眼帯を外したのは、術後4日目です。退院日の翌朝です。
このときは、視界の上の方に水平線がありましたが、水平線が気になることはありませんでした。上の方を見ればわかるという程度です。
術後5日目には、上の方にあった水平線が降りてきて下から3分の2のところにありました。
視界にがっつりと入るため見づらいです。水のところはピントが合いません。下側は、見えないため生活しづらくて仕方がありませんでした。
術後6日目には、半分まで下がりました。半分まで約1週間かかったのであと1週間で水平線は消えるだろうと思いました。
術後10日目では、3分の1程度まで水位が下がりました。水位が下がるスピードが落ちてきたようですが、このまま行けばあと5日程度で水が引く感じです。
もうすぐで、硝子体手術の終わりが見えてきました。あと、少しです。
術後15日目。私の予想では、水が引いている見込みです。しかし、現実はそう甘くありませんでした。まだ水平線は見えます…。あと少しで引きそうですが、中々、水位が下がりません。
術後20日目に、遂に水平線が見えなくなりました。予想より、5日程度遅かったですが、たいした問題ではありません。正直なところけっこう、ガスが抜けるのに時間がかかるのだなと思いました。朝、顔を洗おうと手に水をためると何ともうすでに手に水が溜まっているではありませんか。
ん!? なんか、おかしい?
と思いました。水が手からはふれでているではないですか!?
というより、視界全体が水だらけです。
びっくりして顔を上げると水がなくなります。
顔を下げると水が出現します。
もしかしてと思い、顔を下に向けたままよく見てみると、水たまりのようになっています。
つまり、顔を上げた状態では、水平線は見えなくなっており、水が引いたように見えていましたが、実は、まだ水があるようです。
視界に入らないようなわずかな量みたいです。
なので、下を向いた時にだけ水が見えるようです。
おいおい、まだ、水が引いてないのか…とびっくりしました。
水平線が、なくなったらもう完全にガスが抜けたものだと思っていたので完全に想定外でした。
水平線は、見えなくなったけどまだ、ガスは抜けていないということです。
これは、長い戦いになりそうです。
22日目には、水たまりが半分くらいの大きさになっていました。意外と終わりは早いのかもしれません。
25日目には、かなり小さくなっていましたが、まだ、水たまりが見えます。
もう、小さな点でしかないですが中々しぶといです。
30日を過ぎたあたりでようやく水が消えたように見えました。
水が完全になくなるまでに約30日かかりました。
正直なところこれが早いのか遅いのかはわかりません。
私の感覚としては長く感じました。
ガスは、1週間くらいで抜けるものと勝手に思っていたからです。
人によりガスの抜けるスピードが違うと思いますが、皆さんは、どれくらいでうつ伏せがなくなり、ガスが抜けたのでしょうか?
ぜひ、教えてください!!
