前回の記事の続きです。
黄斑前膜+白内障手術の体験談の記事はコチラにまとめてあります。
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左目術後6日経過
退院してから3日経ちました。
朝起きて、目を開くと液体が透明になっていました。
本当に水の中にいるみたいです。

水の水位は視界の半分くらいまで下がっています。
手術をしてから6日経過しています6日で水位が半分ということは、水がなくなるまで単純に考えてあと6日かかるということになります。
8日後には仕事に復帰予定でしたのでそれまでには何とか間に合いそうです。というか、間に合ってもらわないと困ります。
そして、今日は、退院してから初めての診察があります。
この診察で目の状態によりうつ伏せ、うつ向きが解除されるかもしれません。先生の話では、3日経てばうつ向き、うつ伏せは解除されることが多いというお話でした。
もう、ワクワクで病院に向かいます。
通院手段
術後直後に病院へ行く方法として公共交通機関の利用が一番安全です。車での通院は厳禁です(そんな人はいないと思いますが…)。
私は電車を利用しました。最寄りも駅まで自転車で10分程度ですが、自転車には乗ることができません。よく見えないですし、転んだら網膜に穴が開いたり、裂けてしまうかもしれません。
なので、歩いて駅まで向かいます。
真夏の炎天下の中、歩きました。暑いし、眩しいしよく見えないし歩きづらかったです。通常、駅まで徒歩20分程度ですが、30分ほどかかりました。
今までほとんど布団の上でじっとしていたため意外と体力も低下していました。上り坂や階段で息が上がり歩くスピードも落ちていたみたいです。
駅に到着して電車の時間を確認しようと電光掲示板を確認します。
「見えない…」

焦点距離は30㎝程度に合わせてあります。自宅ではボヤけていても生活に困らないくらい見えています。しかし、自宅から出ると見たい物がもっと遠くにあります。離れたところにある電光掲示板は見えないです。
手術する眼科に通院するときはある程度知っている駅であれば何となくわかると思いますが、初めて利用する駅の場合は一度下見をした方が良いかもしれません。
幸いにも私は、通勤で利用していた駅でしたので何となく電車の時間や駅の構造は把握していましたので助かりました。
過去には、駅で案内板や地図が見えずに行き先が分からず苦労したというお客さまもいらっしゃいました。
公共交通機関で、一番楽して通院できるのは恐らくタクシーではないかと思います。私は、ケチなのでタクシーを利用しませんでした(笑)
しかし、行きだけでも利用した方が楽だったと少し後悔しました…
タクシーは、家から病院の玄関までずっと座っていられます。しかも、冷暖房完備ですから快適です!私は真夏の受診でしたので、だらだらと汗をかきながら受診しましたし、何よりも光が眩しくて大変でした。
車内であれば、天井があるので光は多少防げます。最悪、目をつぶってしまっても病院まで運んでくれます。
体力が低下している方、足腰に不安がある方、費用が掛かってもいいから安全で快適に通院したいという方はタクシーの利用をおすすめします。
診察
病院で受付を済ませてから一連の検査を終えて診察が始まります。
先生「うーん、まだ状態はかんばしくありません。寝るときは横向きでも寝てますか?」
私「…」「うつ伏せでしか寝ていないです…」
先生「えっ!…」「そうですか…」「これから5日間はうつ伏せではなくて横向きで寝て下さい。日常生活はもう、うつ伏せをしなくても大丈夫です」
私「わかりました。あのー、今まで横向きでも寝た方が良かったですか?」
先生「あ~、そうでもないです…。でも、いろんな角度にガスの圧力を加えた方が良いので今回は網膜の状態から横向きの方が良いと思います。」
私「わかりました。ありがとうございました。」
(明らかに、先生はえっと驚いた顔をしていて考えながらはなしていたなぁ~。横向きにも寝た方が良かったのかな~)
と帰る電車の中で思いました。
恐らく、退院時の先生からの指示は、就寝時、うつ伏せだけではなく横向きでも寝て下さいという意味だったのではないかと思いました。私が先生からの指示を誤って解釈してしまった可能性が高いです。
お店では、お客さまに先生と良好なコミュニケーションを取ることが回復の近道ですよとお話していたのに…
お客さまに合わせる顔がありません。お恥ずかしい限りです。
でも、うつ伏せから解放されましたのでこれで安眠できる!と思いました。
ずっと、うつ伏せは腰への負担が大きすぎます。もう腰が凝っているような固くなっているような感じです。
これで、安眠できると喜んで炎天下の中帰宅します。
就寝
姿勢指示が緩和され横向きで寝られるようになりワクワクして床に就きます。
(横向き最高ー!)
と歓喜します。
しかし、なかなか寝つけられません。
(なんか、肩痛いなぁ~)
と思いながら少しずつ姿勢を変えていきます。
全然、楽に寝られないし、仰向けにしたい衝動に駆られます。
何もを隠そう、私は30年間仰向けで寝てきました。しかも、大の字で!
そんな人が横向きになんて寝られるわけありません。だって、体を倒せば大の字で寝られます。私の中にいる何者かが囁きます。
???「体、倒しちゃいなよ」
???「楽になるぜ…」

そう、悪魔が囁きます。
私「え、でも先生からの指示で横向きで寝ないといけないよ?」
悪魔「少しだけなら大丈夫だって!」
私「少しだけなら?」
悪魔「ちょっとだけ」
私「ちょっとならいいか!」
???「ダメだよー!」

私「えっ!」
今度は天使が現れます!
天使「今は目の治療中です!」
天使「先生の指示を守りましょう!」
私「そうだった!危ない危ない」
ということを妄想しているといつしか寝ていました(笑)