前回の記事の続きです。
↓前回までの記事のリンクです↓
①【メガネ屋が語る】黄斑前膜+白内障手術 体験談(~手術前日まで)
②【メガネ屋が語る】黄斑前膜+白内障手術 体験談(白内障手術編)
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入院2日目
左目 硝子体手術
2日目、黄斑前膜の手術である硝子体手術のスタートです!
オペ室に入るまでは前日の白内障手術と同じです。違うのは点滴をしながら車いすで移動したことです。
(なんか、ドラマで見るザ・手術って感じ!)
と思いながら手術が始まります。

(白内障手術と変わらないなぁ~)と思っていると突然真っ暗になりました!
(何も見えないんだけどー)
でも、耳を澄ませると手術は進んでいるようです。先生が助手の方と話しながら手術を進めています。
(真っ暗すぎて上も下も分からなくなってきた…)
(目は動いてないのだろうか?上も下も右も左もわからないからどこを見て良いのか分からないー)
と思っているうちに
先生から「手術は無事に成功しましたよ」と告げられました。
(…………)
手術後
術後は右目の白内障手術と違いズキズキと痛みがありましたが、5~6時間で痛みは引いてきました。そして、ここからが本当の闘いの始まりです。
病室に戻ってから退院するまで食事とトイレ以外(お風呂は入れません)はうつ伏せ生活です。耐えられるかどうか心配です。退院まで2日あります。ずっとうつ伏せで耐えられるのでしょうか?
トイレに行くときや食べ終わった食器をワゴンに戻す時も出来るだけ下を向いたまま歩かなければなりません。
なので、食べた夕ご飯の食器を片付けるために廊下のワゴンに下向きで歩いて行きました。完全に下向きでは人とぶつかるのでどうしても真下に向けることはできずちょっとだけ下に向いてゆっくり歩いて行きます。
その道中、おばちゃんに声を掛けられました。
「おばちゃんが片付けておくからお兄ちゃんは部屋で休んでおきな」と。
少し困惑しましたが正直しんどかったので、そのご厚意に甘えることにしました。その方も、手術を受けて大変なのになんて優しい方だと思いました。すれ違う人も道を開けてくれるし道を譲ってくれる。なんて優しい方々なのだろうと心温まってうつ伏せで休みました。
しばらくすると、看護師の方がいらっしゃって右目のガーゼを交換しますと部屋に来られました。ガーゼの交換のためガーゼを外すとそこは景色が赤く染まっていました。
(真っ赤じゃん)と思ってガーゼを見ると血だらけでした!
青ざめた私を見て看護師さんが
「皆このくらい出血しますよ~。しばらくは血の涙が出ますのでびっくりしないでくださいね~」

とさらっと言い放ちました。それは、早く言ってよ…ビックリするじゃん。シーツも血で汚れていたので交換されました。
もしかして、食器を片付けてくれたおばちゃんは血で染まったガーゼを見て重症患者と誤認したのかもなぁ~と思いました。
(どうりで、みんな道を開けたり譲ってくれるわけだ!血だらけの人が歩いていたらそりゃ引くわな!)
となんか納得しました。
就寝
硝子体手術後の初めての夜です。
全然寝れません!痛いです。めちゃくちゃ痛いです。腰が!

寝返りも打てないし8時間以上うつ伏せなので腰が悲鳴を上げています。何しても痛いので寝るのを諦めました。イヤフォンをしてアマゾンのオーディブル(本の朗読アプリ)を聞いてオールナイトすることにしました。
まあ、気づいたら寝てましたけどね(笑)
<次回へ続く>